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Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは

Google アナリティクス(GA)とは、Googleが提供する無料で利用できるアクセス解析ツールです。
幅広いデータの計測や解析を行い、サイト改善に繋げることができるので、Webサイトの運用には必須のツールと言えます。
計測対象となるWebサイトを、Google アナリティクスに登録することで、Javascriptで記述された「トラッキングコード」が個別に付与されます。
そのトラッキングコードをサイト内に埋め込むことで、各種データの計測を開始することができます。

計測できる主なデータ

チェック項目 分かること 計測できる数値
ユーザー どんな人が、どれくらいサイトを見に来ているのか ・オーディエンス(PV/UU/セッション)
・デバイス(PC/スマホ/タブレット)
・OS(windows/Macintosh/iOS/Andoroid)
・新規顧客とリピーター
集客 どこからサイトに来ているのか ・チャンネル(Organic Search/Social/Referral/Direct/Paid Search)
・広告/非広告
・キーワード
・SNS(Facebook/Twitter/Instagram)
行動 どこのページが見られているのか ・ランディングページ
・閲覧ページ
・行動フロー
コンバージョン 資料請求やお問い合わせなどを達成できているのか ・コンバージョン(会員登録/お問い合わせ/資料ダウンロードの完了)
・アトリビューション

アナリティクスの使用目的

Googleアナリティクスは、サイトに訪れたユーザー像を可視化し、ユーザーの行動を把握する目的で使用されます。
それによりコンバージョンへと繋げるためには、どのような施策を打てば良いのかといった施策立案や、実際に効果があったのかという効果検証、 そして目標に対する進捗状況を追うこと(モニタリング)が可能になります。

ユーザーの可視化

行動データ 新規/リピート/来訪経路/閲覧ページ/会員・非会員
属性データ 性別/年齢/地域/言語/興味
技術環境データ デバイス/OS/ネットワーク/解像度/アクセスブラウザ
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例えば、行動データを用いて来訪経路と閲覧ページを分析すると、検索からの流入して特定のページをみたユーザーは、商品を購入する確率が高いといったデータを導き出すことができます。
属性データは、ユーザーの性別や年齢・地域といったデータを取得することで、自社サイトにどんな人が興味を持っているのかを知ることができます。
技術環境データは主に、ユーザーの使用デバイスの割合を把握するために用いられることが多くなっています。
例えば、スマホユーザーが圧倒的に多いのであれば、スマホからの閲覧に最適なコンテンツに調整するといった施策を打つことができます。
また、サイトのリニューアルの際に、実際のアクセスブラウザとそのバージョンの割合を調べて、 どこまでのブラウザ・バージョンをサイトのサポート範囲に含めるかといった検討にも使えます。

これらのように、データを可視化することで得られる情報をもとにサービスの改善を図ることがGoogleアナリティクスを活用する目的といえます。

行動の把握

行動把握とは、どのページを閲覧したか、どういう順番でページを閲覧したか、ページのどの部分をクリックしたかといったユーザーのサイト内での行動を理解するものです。

ページ遷移 特定ページから、どこのページに遷移したか
滞在時間 特定ページに、ユーザーがどれくらい滞在したか
クリック箇所 ページ内でユーザーがクリックした箇所
コンバージョンフロー CVに至るまでユーザーがどのように行動したか
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効果測定

効果測定とは、何らかの施策を打った時に、効果がどれくらい出ているかを検証するためのものです。
例えば、コンテンツSEOでの流入施策を実施した際に、実際どれくらいサイトへユーザーが流入しているかを可視化することができます。

モニタリング

モニタリングとは、設定した目標に対する達成度を把握するものです。
例えば、Webサイト経由の「月間資料請求数」を1万件とした場合、 半月が経過した時点で約5,000件を達成していないというモニタリングデータを知ることで、リカバリーの施策を新たに行うといった判断ができます。